
Artist
Winslow Homer
作品(9)
年表
1836
ホーマーの最初の教師は、才能あるアマチュア水彩画家だった母親でした。彼は母から芸術的才能だけでなく、寡黙で意志の強い性格や、ドライなユーモアのセンスも受け継ぎ、生涯にわたり親密な関係を築きました。1
1855
19歳でボストンの石版画工房に弟子入りし、楽譜の表紙などの商業デザインを2年間手がけました。この経験は「単調な仕事」でしたが、後の彼の画風を支えるグラフィック・デザインの基礎を築くことになりました。1
1857
1857年にフリーランスとして独立した際、雑誌社の専属採用を断り「私に師匠はいないし、これからも持たない」と宣言しました。この強い独立心は、独学で独自のリアリズムを追求し続けた彼のキャリアを象徴しています。1
1861
南北戦争中、ホーマーは挿絵画家として最前線に派遣されました。戦場の混乱だけでなく、兵士たちの日常や待機中の静かな瞬間を鋭く捉えたスケッチは、彼がイラストレーターから画家へと脱皮する重要な転機となりました。1
1863
1863年に発表した油彩画『ホーム・スウィート・ホーム』は、戦地の兵士の郷愁を描き、批評家から絶賛されました。この成功により、彼は弱冠29歳でナショナル・アカデミー・オブ・デザインの正会員に選出されました。1
1867
1867年にパリへ渡り1年間滞在しましたが、当時流行していた印象派ではなく、ミレーなどのバルビゾン派に親近感を抱きました。彼は現地の農民の生活を題材に、自然主義的で素朴な風景画の習作を重ねました。1
1876
南北戦争後の1876年に描かれた『旧女主人からの訪問』では、解放された元奴隷と女主人の対峙を描きました。人物を対等なバランスで配置する構成には、再建時代の米国が模索していた社会の均衡が象徴されています。1