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The Mocking of Christ

The Mocking of Christ

Cimabue
Date1280
Departmentpoplar wood
SourceWikipedia
画像出典Wikimedia Commons ・ パブリックドメイン

この作品について

描かれているもの

わずか25センチ四方の小さな板絵だが、アッシジの巨大な壁画と同じ高度な群衆描写の技法が、この極小サイズの中に凝縮されている。[1]

技法と様式

決め手は「虫食いの穴」だった。木板に残された虫食い跡が、他の2枚のパネルと完全に一致したことが、同一の祭壇画であった決定的な証拠となった。[1] ビザンティン様式の影響で、嘲笑されるキリストの目は開いている。当時の北欧では目隠しをされた姿で描かれるのが一般的であり、様式の違いが顕著だ。[1]

背景と物語

フランスの高齢女性の自宅キッチン、コンロの真上に長年飾られていた。持ち主は価値のないロシアの古いイコンだと思い込んでいたという。[1] 2019年の競売で約2400万ユーロ(約28億円)で落札。16世紀以前に制作された芸術作品として、当時の史上最高額を塗り替えた。[1] 「西洋絵画の父」チマブーエの真作は世界に10点ほどしか現存しない。本作は、彼の作品がオークションにかけられた史上初の事例となった。[1] 落札後、フランス政府は本作を「国宝」に指定。30ヶ月間の国外輸出禁止措置をとり、国が買い取るための資金調達時間を稼ぐ異例の対応を見せた。[1] 輸出禁止期間を経て、2023年にルーヴル美術館が正式に収蔵。同館が誇るチマブーエの巨大な大作『荘厳の聖母』の隣に展示されることになった。[1] 家の売却に伴い、危うくゴミとして捨てられるところだった。競売人が偶然発見しなければ、この人類の至宝は永遠に失われていた可能性がある。[1] 元々は一つの大きな祭壇画の一部。他の断片は2000年にイギリスの民家で、もう一つは1950年にニューヨークで発見されるという数奇な運命を辿った。[1]