
Artist
Sydney Curnow Vosper
作品(1)
年表
1890
建築家見習いを3年間務めた後、ロンドンで挿絵画家として活動を開始。その後パリのアカデミー・コラロッシへ留学し、ラファエル・コランのもとで3年間修行を積むことで、画家としての基礎を築きました。1
1908
『サレム』の舞台は、ウェールズのペンレ・グウィンフリンにあるサレム・バプテスト礼拝堂です。ヴォスパーはこの実在する礼拝堂の内部を、伝統的なショールや帽子といった細部まで忠実に再現しました。1
代表作『サレム』は、1908年に制作された水彩画です。71.1×69.8センチの紙に、ウェールズの伝統的な衣装を身にまとった老婦人の姿を、静謐かつ緻密な筆致で描き出しています。1
『サレム』のモデルを務めたシアン・オーウェンは、ヴォスパーのお気に入りのモデルでした。彼女は『サレム』だけでなく、その数年後に制作された『古きウェールズの市場の日』という作品にも登場しています。1
『サレム』に描かれた8人の人物のうち、実際にモデルがポーズをとったのは7人で、1人はマネキンが代用されました。また、実際にその礼拝堂の信者であったのは、描かれた中のわずか1人だけでした。1
1909
1942
工業化が進む20世紀初頭のウェールズにおいて、この作品は失われつつある農村の伝統と信仰の象徴となりました。現在ではウェールズの文化的アイデンティティを象徴する最も象徴的なイメージの一つです。1