用語集
用語集
- 木版画
- 木の板の表面を彫り、彫り残した部分にインクをのせて紙に刷る版画。ヨーロッパでもっとも古い版画の技法とされ、いちど廃れていたものを、ヴァロットンが芸術表現としてよみがえらせました。
- 浮世絵
- 江戸時代の日本で栄えた多色刷りの木版画。平らな空間、傾いた遠近、大胆な文様が特徴で、十九世紀末のパリの画家たちに強い刺激を与えました。ヴァロットンもここから多くを学んでいます。
- ナビ派
- 一八九〇年代のパリで、若い前衛画家たちが結んだグループ。立体感よりも平らな色面や装飾性を重んじる新しい絵をめざしました。ヴァロットンもその一員として交わりました。
- アカデミー・ジュリアン
- パリにあった私立の美術学校。国立の美術学校よりも入りやすく、各国から集まる若い画家たちの学びの場となりました。パリに出たヴァロットンもここで美術を学びました。
- ブルジョワジー
- 商工業や資産で豊かになった、都市の中産階級の人びと。十九世紀末のパリで社会の中心をなしました。ヴァロットンは、その暮らしをしばしば皮肉をこめて描いています。
- 合成風景画
- 実際の景色を目の前で写生するのではなく、アトリエで記憶と想像をもとに組み立てる風景画。ヴァロットンが晩年に力をそそいだ独自の手法です。
- 新即物主義
- 一九二〇年代のドイツで全盛となった、冷めた目で対象をそっけなく描く様式。ヴァロットンの頑とした雰囲気や乾いた色彩は、この動きを先取りするものだったと言われます。