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美術館展覧会

The Place du Havre, Paris

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The Place du Havre, Paris — カミーユ・ピサロ

見どころ

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解説の書き起こしと出典

事実に基づく記述には出典を明記しています。番号は下の一覧に対応します。

1893年、カミーユ・ピサロはパリのホテルの一室から窓の外を見つめていました。1眼の病気が悪化し、屋外での制作が難しくなった晩年、彼は都市の喧騒を高い視点から俯瞰するという新たな表現を切り開いていたのです。2 画面左端にそびえるのはサン・ラザール駅。3近代都市の象徴である鉄道の存在が、この場所の時代性を静かに語っています。〔/detail〕 広場を埋め尽くす群衆の流れをご覧ください。騒音と動きに満ちた都市の活気が、画面全体に息づいています。4〔/detail〕 黄色の馬車をはじめ、色とりどりの乗り物が行き交う様子は、自由で多方向な筆致によって躍動感をもって描かれています。5〔/detail〕 印象派の仲間たちが「近代都市」という主題をほぼ手放していた1890年代に、ピサロはあえてその旗を掲げ直しました。6窓枠という制約の中に、時代の鼓動を刻んだ一枚です。

出典6
  1. 1.Art Institute of Chicagoピサロは1893年の初めに数週間、パリのオテル・ガルニエに滞在しており、その期間にこの作品が制作された。
  2. 2.Wikipedia晩年は眼の病気の悪化により屋外での制作が困難になったため、ホテルの部屋からパリなどの都市の情景を俯瞰して描く「都市シリーズ」を多く制作した。
  3. 3.Art Institute of Chicagoキャンバスの左端に描かれている建物は、パリの主要な鉄道駅の一つであるサン・ラザール駅である。
  4. 4.Art Institute of Chicagoこの作品は、交通機関や歩行者の騒音と動きに満ちた、活気ある都市の光景を生き生きと描き出している。
  5. 5.Art Institute of Chicagoカミーユ・ピサロは、新印象派のスタイルを試みた後、初期の印象派作品で用いていた自由で多方向な筆致へと回帰した。
  6. 6.Art Institute of Chicagoピサロは、1890年代までに他の画家たちがほとんど放棄していた「近代都市」という印象派の主題を再び取り上げた。
見どころ|The Place du Havre, Paris(カミーユ・ピサロ) | artible