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Regulus
Date1837
Departmentoil paint
SourceWikipedia
画像出典Wikimedia Commons ・ パブリックドメイン

この作品について

描かれているもの

題材となった将軍レグルスは、カルタゴ軍に捕らえられ、瞼を切り取られた状態で太陽を直視させられて失明したという、凄惨な伝説を持つ人物です。[1] ローマでの展示の際、適切な額縁が調達できなかったため、ターナーはキャンバスの端に黄色いロープを釘で打ち付けて額縁の代わりにするという、型破りな展示を行いました。[1] 画面中央に鎮座する巨大な白い太陽は、鑑賞者の目を射るような強烈な光を放ち、レグルスが味わった「失明の苦しみ」を物理的に体験させるかのような構成になっています。[1] 太陽のちょうど真ん中には、垂直に走るもう一つの裂け目がありますが、現在はステッチで縫い合わされ、絵具で巧みに隠されています。[1]

技法と様式

1837年の仕上げ日、ターナーは観客の目の前で、中心の太陽に大量の白絵具を叩き込み、画面全体を霧に包まれたような光の渦へと変貌させました。[1]

背景と物語

1863年、この作品はウォルター・スティーブンソンというホームレスの男性によってナイフで刺されるという、衝撃的な災難に見舞われました。[1] ローマでの初公開時、保守的な批評家たちから「これは絵ではない、クソだ(Caccatum non est pictum)」とラテン語で罵倒されるという、散々な評価を受けました。[1] イタリアからロンドンへ送られた際、500ギニーの保険がかけられていましたが、予定より3ヶ月も遅れて到着したため、その年のロイヤル・アカデミー展への出品を逃しました。[1] ローマでの展示には約1000人もの見物人が押し寄せましたが、その多くはターナーの革新的な筆致を理解できない、保守的なフランス人やドイツ人の芸術家たちでした。[1] 輸送中かその後にキャンバスの左上が大きく裂けてしまったため、空の部分の約4分の1が、損傷を隠すためにターナー自身の手によって完全に描き直されています。[1]