Scherzi di Fantasia: Magician Pointing Out a Burning Head to Two Youths
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見どころ
1分16秒
解説の書き起こしと出典
事実に基づく記述には出典を明記しています。番号は下の一覧に対応します。
ヴェネツィア絵画の「最後の巨匠」と称されるティエポロが1、晩年に手がけた版画の連作「スケルツォ・ディ・ファンタジア」。21750年代に制作されたこの銅版画は、彼の自由な想像力が凝縮された場です。 この連作には、魔術師や哲学者、ターバンを巻いた老人が即興的な場面を織りなします。3「スケルツォ」とは音楽における遊び心ある短い楽曲を指す言葉であり、この作品群の即興的な性質そのものを示しています。4 画面中央に浮かぶ燃える生首。死との直接的な対峙は、この連作に繰り返し現れるテーマです。518世紀のヴェネツィアでは魔術や迷信への関心が社会に広まっており、この不気味な図像はその時代の空気を映しています。6 魔術師が指先でその頭を示す仕草は、若者たちへの問いかけのようです。影を排し、白い紙と途切れた線のコントラストだけで光を生み出す技法7,8が、場面に透明な緊張感を与えています。
出典(8)
- 1.Wikipedia — 18世紀のイタリアを代表する偉大な画家であり、ヴェネツィア共和国における美術絵画の伝統を締めくくる「最後の巨匠」と評されている。
- 2.The Cleveland Museum of Art — 1750–60、etchingで制作。
- 3.The Cleveland Museum of Art — ティエポロの「スケルツォ」は、魔術師や哲学者、兵士、ターバンを巻いた老人、羊飼いなどが登場する即興的な場面である。
- 4.The Cleveland Museum of Art — 「スケルツォ」とは遊び心を含んだ短いフレーズで構成される楽曲を指し、ティエポロの作品群の性質を示唆している。
- 5.The Cleveland Museum of Art — 人生の無常、人間の追求の虚しさ、そして死との直接的な対峙が、これらの作品に繰り返し現れるテーマとなっている。
- 6.The Cleveland Museum of Art — 版画の不気味な雰囲気は、魔術や迷信、魔女術に没頭していた18世紀のヴェネツィアの社会状況を反映している。
- 7.The Cleveland Museum of Art — 場面全体に日光が降り注いでいるような感覚は、白い紙と神経質で途切れた線のコントラストが生み出す錯覚である。
- 8.The Cleveland Museum of Art — 影の表現は排除されており、最も暗い領域でさえ光によって構成されているため、透明感を持って描写されている。
