Scherzi di Fantasia: Magician Pointing Out a Burning Head to Two Youths
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見どころ
1分14秒
解説の書き起こしと出典
事実に基づく記述には出典を明記しています。番号は下の一覧に対応します。
ヴェネツィア絵画の「最後の巨匠」と呼ばれるティエポロが1、晩年に手がけた版画連作「スケルツォ」。2「スケルツォ」とは遊び心ある即興的な小品を意味する言葉で、この連作にはまさにその名にふさわしい、奇妙で夢幻的な世界が広がっています。2 中央に立つのは魔術師。この連作には魔術師や哲学者、ターバンを巻いた老人など、現実と幻想の境に立つ人物たちが繰り返し登場します。3 魔術師が若者たちへ差し示すのは、炎に包まれた生首。人生の無常と死への直面というテーマが、この連作を貫く核心です。4 指し示す手の線をよく見てください。細く途切れがちな線と白い紙の余白が絡み合い、まるで日光が降り注ぐような錯覚を生み出しています。5 この不気味な情景は単なる幻想ではなく、魔術や迷信が社会に深く浸透していた18世紀ヴェネツィアの空気そのものを映し出しています。6
出典(6)
- 1.Wikipedia — 18世紀のイタリアを代表する偉大な画家であり、ヴェネツィア共和国における美術絵画の伝統を締めくくる「最後の巨匠」と評されている。
- 2.The Cleveland Museum of Art — 「スケルツォ」とは遊び心を含んだ短いフレーズで構成される楽曲を指し、ティエポロの作品群の性質を示唆している。
- 3.The Cleveland Museum of Art — ティエポロの「スケルツォ」は、魔術師や哲学者、兵士、ターバンを巻いた老人、羊飼いなどが登場する即興的な場面である。
- 4.The Cleveland Museum of Art — 人生の無常、人間の追求の虚しさ、そして死との直接的な対峙が、これらの作品に繰り返し現れるテーマとなっている。
- 5.The Cleveland Museum of Art — 場面全体に日光が降り注いでいるような感覚は、白い紙と神経質で途切れた線のコントラストが生み出す錯覚である。
- 6.The Cleveland Museum of Art — 版画の不気味な雰囲気は、魔術や迷信、魔女術に没頭していた18世紀のヴェネツィアの社会状況を反映している。
