Allegory of the Planets and Continents
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見どころ
1分26秒
解説の書き起こしと出典
事実に基づく記述には出典を明記しています。番号は下の一覧に対応します。
ご覧ください、この絵の中心に広がる眩い空を。18世紀ヴェネツィアを代表する巨匠ティエポロは、軽妙な色彩と流動的な空間の錯覚を生み出すロココ装飾画の頂点に立つ画家でした。1この油彩画は、ドイツのヴュルツブルク司教館に描かれた大天井画のための習作です。2 中央に輝くのは太陽神アポロン。3彼はここで単なる神話の登場人物ではなく、芸術の守護者たるヴュルツブルク司教を称える寓意として位置づけられています。4光の神が世界を照らすように、司教の権威と恵みが四大陸に及ぶという構想です。 その光の届く先に、ヨーロッパをはじめとする四大陸の擬人像が配されています。3実際の天井画へと仕上げる過程で、ヨーロッパとアメリカの位置を入れ替えるなど、クライマックスを高める構図の練り直しも行われました。5 アジアを象徴する象の姿は、当時のヨーロッパ人が抱いた異国への憧れと驚嘆を体現しています。この一枚の習作に、世界を舞台にした壮大な構想が凝縮されているのです。
出典(5)
- 1.en.wikipedia.org — 18世紀ヨーロッパで最大の装飾画家と称されるティエポロは、ロココ様式の巨匠です。その作品は、軽妙な雰囲気と輝くような色彩、そして流動的な空間の錯覚を生み出す装飾性が特徴です。
- 2.en.wikipedia.org — 1750年から3年間、ドイツのヴュルツブルク司教館で大規模な天井画を手掛けました。これは彼の名声がヨーロッパ全土に轟いていたことを示す、キャリアにおける重要な国際的プロジェクトとなりました。
- 3.ja.wikipedia.org — 太陽神アポロンを中心に、惑星を象徴するオリンポスの神々と、世界の四隅を擬人化した四大陸(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ)が描かれている。
- 4.ja.wikipedia.org — 主人公のアポロンは、大地の四隅を照らす光の神であり、芸術の保護者でもあるヴュルツブルク司教を称賛する寓意として位置づけられている。
- 5.ja.wikipedia.org — 実際の天井画では、物語のクライマックスを強調するために、習作の段階からヨーロッパとアメリカの配置を入れ替えるなどの構図上の変更が加えられた。
