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ご覧ください、この絵の中心に広がる眩い空を。18世紀ヴェネツィアを代表する巨匠ティエポロは、軽妙な色彩と流動的な空間の錯覚を生み出すロココ装飾画の頂点に立つ画家でした。1この油彩画は、ドイツのヴュルツブルク司教館に描かれた大天井画のための習作です。2 中央に輝くのは太陽神アポロン。3彼はここで単なる神話の登場人物ではなく、芸術の守護者たるヴュルツブルク司教を称える寓意として位置づけられています。4光の神が世界を照らすように、司教の権威と恵みが四大陸に及ぶという構想です。 その光の届く先に、ヨーロッパをはじめとする四大陸の擬人像が配されています。3実際の天井画へと仕上げる過程で、ヨーロッパとアメリカの位置を入れ替えるなど、クライマックスを高める構図の練り直しも行われました。5 アジアを象徴する象の姿は、当時のヨーロッパ人が抱いた異国への憧れと驚嘆を体現しています。この一枚の習作に、世界を舞台にした壮大な構想が凝縮されているのです。
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