Rinaldo and the Magus of Ascalon
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見どころ
1分26秒
解説の書き起こしと出典
事実に基づく記述には出典を明記しています。番号は下の一覧に対応します。
こちらに立つ老人が「アスカロンの魔術師」です。118世紀ヴェネツィアの巨匠ティエポロは、ロココの華やかな色彩と劇的な光の演出で知られています。2この絵は、16世紀の詩人タッソが書いた叙事詩『解放されたエルサレム』を題材にしています。3舞台は11世紀末の十字軍の時代、キリスト教騎士とサラセン人が激しくぶつかり合う世界です。4 魔術師が手にしているのが「真実を映す盾」です。1彼はこの盾に騎士リナルドの祖先たちの英雄的な行いを映し出し、使命を思い出させようとしています。5 リナルドの表情をご覧ください。6以前の場面と比べ、彼の眼差しには迷いが薄れ、自らの使命と向き合う真剣さが宿っています。6 鮮やかな赤いマントは、戦士としての力と気概を象徴しています。ティエポロはこうした色彩の対比によって、人物の内面の変化を視覚的に語りかけているのです。この作品はヴェネツィアの貴族コロナロ家の邸宅を飾った連作の一つであり、市民的義務を果たす手本として描かれました。7,8
出典(8)
- 1.Wikipedia — アスカロンの魔術師がリナルドの盾に先祖の英雄的行為を映し出し、彼に先祖に倣うよう促す場面を描いている。
- 2.Wikipedia — 本作は18世紀イタリアのロココ期を代表する巨匠、ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの手による作品である。
- 3.Wikipedia — 16世紀イタリアの詩人タッソの叙事詩『解放されたエルサレム』における、魔女と騎士の逸話を題材としている。
- 4.Wikipedia — 物語の舞台は11世紀末の最初の十字軍の時代に設定されており、キリスト教徒とサラセン人の戦いが描かれる。
- 5.Art Institute of Chicago — アスカロンの魔術師がリナルドの盾を使って先祖の英雄的な行為を呼び起こし、彼にその遺産に恥じない生き方をするよう促している。
- 6.Wikipedia — 本作では、連作の以前の3作品と比較して、主人公のリナルドが自身の使命に真摯に向き合っているように描かれている。
- 7.Wikipedia — リナルドが戦闘に戻る選択をすることは、依頼主のコロナロ家にとって市民的義務を果たすための手本とされた。
- 8.Wikipedia — ヴェネツィアの有力な貴族であるコロナロ家の宮殿内にある、装飾された部屋に掛けられていた連作の一つである。
