Rinaldo and the Magus of Ascalon
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見どころ
1分28秒
解説の書き起こしと出典
事実に基づく記述には出典を明記しています。番号は下の一覧に対応します。
こちらに立つのはアスカロンの魔術師です。118世紀ヴェネツィアの巨匠ティエポロが描いたこの場面は、16世紀の詩人タッソの叙事詩『解放されたエルサレム』を題材にしています。2物語の舞台は十字軍の時代、キリスト教徒とサラセン人が激突する11世紀末のことです。3 魔術師が手にするのが、この盾です。彼はその表面に、騎士リナルドの先祖たちの英雄的な行為を映し出し、「あなたもその血を引く者だ」と静かに語りかけます。1 リナルドの表情をご覧ください。4以前の場面と比べ、彼の眼差しには迷いよりも覚悟が宿っています。 鮮やかな赤いマントは、ティエポロ得意の軽やかで明るい色彩感覚を示しています。この輝くような色調こそ、ロココ絵画の真骨頂です。5 この絵はヴェネツィアの貴族コロナロ家の宮殿を飾った連作の一つでした。6英雄が誘惑を振り切り使命へ戻る姿は、依頼主一族にとって市民的義務の手本そのものだったのです。7
出典(7)
- 1.Wikipedia — アスカロンの魔術師がリナルドの盾に先祖の英雄的行為を映し出し、彼に先祖に倣うよう促す場面を描いている。
- 2.Wikipedia — 16世紀イタリアの詩人タッソの叙事詩『解放されたエルサレム』における、魔女と騎士の逸話を題材としている。
- 3.Wikipedia — 物語の舞台は11世紀末の最初の十字軍の時代に設定されており、キリスト教徒とサラセン人の戦いが描かれる。
- 4.Wikipedia — 本作では、連作の以前の3作品と比較して、主人公のリナルドが自身の使命に真摯に向き合っているように描かれている。
- 5.Wikipedia — 本作は18世紀イタリアのロココ期を代表する巨匠、ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの手による作品である。
- 6.Wikipedia — ヴェネツィアの有力な貴族であるコロナロ家の宮殿内にある、装飾された部屋に掛けられていた連作の一つである。
- 7.Wikipedia — リナルドが戦闘に戻る選択をすることは、依頼主のコロナロ家にとって市民的義務を果たすための手本とされた。
