
Artist
Théodore Ralli
作品(8)
Nasli Playing the Guitar
1877
Refectory in a Greek Monastery (Mount Athos)
1885
Boa Charmer in a Harem at Cairo
1882
The Weavers, Arachova
1877
Holy Friday, Greece
1893
The Captive (Turkish Plunder)
1885
Praying in a Greek church, Mount Parnassus
1876
The Booty
1900
年表
1852年、コンスタンティノープルの裕福なギリシャ人商人の家に誕生。一族は19世紀に世界的な成功を収めたラリ家で、彼はその恵まれた背景を持ちつつも、芸術の道へと進みました。1
芸術家になることに家族が反対したため、1871年に父が亡くなるまではロンドンで家業に従事。父の死後、ようやく自らの情熱に従い、パリへ渡って本格的に絵画を学び始めました。1
パリの国立高等美術学校で、オリエンタリズムの巨匠ジャン=レオン・ジェロームに師事。ジェロームの最も優れた弟子の一人と称され、アカデミズムの厳格な技術を習得しました。1
1875年にパリ・サロンに初入選。その後、フランス芸術家協会の会員となり、パリにアトリエを構えながら、ロンドンのロイヤル・アカデミーでも定期的に作品を発表し続けました。1
1885年にギリシャの聖山アトスを訪れ、15日間で11以上の修道院を巡りました。この旅でビザンチン美術から深いインスピレーションを受け、後の宗教的な主題の作品に影響を与えました。1
1891年から1904年にかけて、冬の間はエジプトのカイロにアトリエを構えて活動。現地の貴族に絵画を教える傍ら、詩人カヴァフィスとも親交を結び、オリエンタリズム作品の着想を得ました。1
1900年のパリ万博では審査員を務め、1901年にはフランス政府からレジオン・ドヌール勲章を授与されるなど、存命中に国際的な高い評価を確立しました。1
死後一時は忘れ去られた存在でしたが、21世紀に入り再評価が急進。2007年には代表作『捕虜』が約1億5千万円で落札されるなど、市場価値がかつての10倍以上に高騰しています。1