Artist
The West Wind
1917
The Jack Pine
1916
Spring Ice
Northern River
1915
オンタリオ州の農家に生まれたトムソンは、幼少期に病気で学校を休んだ際、近隣の森を探索して自然への深い愛着を育みました。この経験が、後の風景画家としての感性の土台となりました。1
独学に近い形でしたが、トロントでウィリアム・クルックシャンクから唯一の正式な美術教育を受けました。また、商業デザイナーとして培ったレタリングや製図の技術が、画面構成の基礎となりました。1
トロントのデザイン会社「グリップ社」で、後に「グループ・オブ・セブン」を結成するマクドナルドらと出会いました。彼らとの交流が、商業デザイナーだった彼を芸術の道へと導きました。1
1912年5月、初めてアルゴンキン州立公園を訪れたことが人生の転機となりました。彼はこの地の自然に魅了され、冬はトロント、それ以外の季節は公園で過ごすという生活スタイルを確立しました。1
友人のJ.E.H.マクドナルドの助言を受けて本格的に自然を描き始めました。また、昆虫学者だった親戚のウィリアム・ブロディとの散歩を通じて、動植物を観察する科学的な視点も養っていました。1
カナダを代表する画集団「グループ・オブ・セブン」の結成直前に亡くなったため、正式なメンバーではありませんが、彼らの精神的支柱であり、非公式の筆頭メンバーとして広く認められています。1
1917年、39歳の若さでアルゴンキン公園のカヌー湖にて溺死しました。熟練のカヌー乗りとして知られていたため、その死には暗殺や自殺といった根拠のない噂が今なお絶えません。1