Artist
Franz Marc
年表
1899
17歳で神学を志すも、19歳でミュンヘン大学の美術課程に入学。その後ミュンヘン美術院で伝統的な技法を学びましたが、パリ旅行を経てアカデミーを去り、独自の道を歩み始めました。1
1903
1903年と1907年のパリ滞在中にフィンセント・ファン・ゴッホの作品に強く共鳴しました。この経験は、彼が伝統的なアカデミズムから離れ、色彩豊かな表現主義へと向かう大きな転換点となりました。1
1910
1911
1911年、カンディンスキーらと共に芸術家集団「青騎士」を結成。精神性を重視した新しい芸術を追求し、ドイツ表現主義の最も重要なムーブメントの一つを牽引しました。1
1912
1912年にロベール・ドローネーと出会い、キュビスムや未来派の影響を受けました。これにより、彼の描く動物や自然はより抽象化され、ダイナミックな形態へと進化を遂げました。1
1913
代表作『動物の運命』は、第一次世界大戦直前の社会的不安を反映しています。マルク自身、後に戦地から妻へ「この絵は戦争の予感そのもので、恐ろしく衝撃的だ」と書き送っています。1
1916
1936
1930年代、ナチスによって「退廃芸術家」の烙印を押され、約130点の作品が美術館から撤去されました。しかし、彼の遺産は戦後再評価され、現代ではドイツを代表する画家として確立されています。1
2022
2022年、ナチスによる略奪を経て返還された作品『狐』が、オークションで約4265万ポンド(当時のレートで約66億円)という、マルクの作品史上最高額で落札されました。1