Artist
Joseph Wright
年表
1734
1734年にイギリスのダービーで誕生。生涯の多くをこの地で過ごしたため「ジョセフ・ライト・オブ・ダービー」と呼ばれ、地方都市の知的な雰囲気の中で独自の画風を確立しました。1
1751
ロンドンで肖像画家のトマス・ハドソンに師事しました。ハドソンはジョシュア・レノルズの師でもあり、ライトはこの修行時代に確かな写実技術と肖像画の基礎を徹底的に叩き込まれました。1
1766
『太陽系儀の講義』では、中央の光源が子供たちの顔を照らす様子を描きました。これは知識が闇を照らす啓蒙思想の象徴であり、科学を宗教的崇高さを伴う主題へと昇華させた画期的な作品です。1
1768
代表作『空気ポンプの実験』では、真空状態に置かれた鳥を囲む人々の多様な反応を描写。科学の進歩がもたらす生と死、そして倫理的な葛藤を、劇的な光の演出で見事に表現しています。1
1773
1773年から2年間イタリアに滞在しました。ローマでの花火やヴェスヴィオ山の噴火を目撃した経験は、後の光と影の表現や、火山を主題とした風景画の制作に決定的な影響を及ぼしました。1
1790
晩年は風景画にも力を入れ、故郷ダービーシャーの自然を詩情豊かに描きました。光の魔術師と呼ばれた技術は風景画でも発揮され、月夜の風景など静謐で神秘的な作品を多く残しています。1