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美術館展覧会

The Fortune-Teller

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The Fortune-Teller — Georges de La Tour

見どころ

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解説の書き起こしと出典

事実に基づく記述には出典を明記しています。番号は下の一覧に対応します。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールは、17世紀フランス・ロレーヌ公国の画家です。1彼の故郷は当時、ペストの蔓延と三十年戦争によって深く傷ついた土地でした。2そうした時代に描かれたこの作品には、人間の愚かさと欺きへの鋭い眼差しが宿っています。 画面の中央に立つ若い男を見てください。老婆が彼の手相を読み、その言葉に引き込まれている間に、周囲の女性たちが静かに動いています。3 こちらでは、金の鎖がそっと切り取られようとしています。3 別の手は財布へと忍び寄ります。これは単なる犯罪の記録ではありません。3旧約聖書の「放蕩息子」の寓話を映した、道徳的な劇として読むべき場面です。4 若い男の表情には、何も気づいていない無垢さが漂います。視線と手の動きを巧みに配した構図が、その対比をいっそう際立たせています。4 ラ・トゥールは静寂の中に人間の真実を封じ込める画家でした。5この絵が問いかけるのは、騙される者の愚かさではなく、私たちが日常の中でいかに「見えていないか」ということかもしれません。

出典5
  1. 1.Wikipedia1593年にロレーヌ公国のヴィック=シュル=セーユで生まれ、家業はパン屋であった。
  2. 2.Wikipedia制作当時のラ・トゥールの故郷ロレーヌ公国は、ペストの蔓延やフランスと神聖ローマ帝国の間の三十年戦争によって非常に荒廃した状況にあった。
  3. 3.Wikipedia老婆が青年の運命を告げて注意を引く間に、周囲の女性たちが青年の金鎖を切り取ったり、ポケットから金品を盗み出そうとする場面が描かれている。
  4. 4.Wikipedia本作は単なる風俗画ではなく、旧約聖書の「放蕩息子」の寓話を示唆する演劇的な場面として、登場人物の視線や手の動きを強調して描かれている。
  5. 5.Wikipedia単純化・平面化された構図や、画面に漂う静寂で神秘的な雰囲気は彼独自の画風とされる。
見どころ|The Fortune-Teller(Georges de La Tour) | artible