Spring Evening in Jølster
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見どころ
1分23秒
ノルウェーの画家ニコライ・アストルップは、故郷イェルステルの農園に根を下ろし、その土地と暮らしを生涯の主題にした人物です。この作品が描かれた1926年、彼はその農園で自給自足の生活を送りながら、絵のために景観そのものを造形していました。
画面手前に広がるルバーブの大きな葉は、ノルウェーの春の訪れを告げる植物として、庭の柵とともに丁寧に描き込まれています。これは単なる植物の記録ではなく、彼が自ら育て、絵のために整えた庭の一部です。
水玉模様のドレスをまとった女性は、ノルウェーの伝統的な衣装を身につけ、庭で作業しています。日常の労働と民族的な伝統が、ひとつの春の夕べに静かに重なっています。
遠くにそびえる暗い山々は、スンフィヨルド地方特有の景観であり、アストルップが繰り返し画面に呼び込んだ故郷の象徴です。この絵は、彼が生きた土地そのものの肖像と言えるでしょう。
