聖なる誕生を祝う主題でありながら、背景には激しく戦う騎馬兵たちが描かれており、伝統的な宗教画の枠を超えた異様な構成です。[1] 背景の廃墟は「処女が子を産むまで立ち続ける」と予言されたローマの建物が、キリスト誕生の夜に崩壊したという伝説を象徴しています。[1] 画面の右端には、当時30歳だったレオナルド・ダ・ヴィンチ自身の姿が自画像として描き込まれているというのが有力な説です。[1] 描かれたイナゴマメの木の種は、当時宝石の計量単位に使われていたことから、キリストが「王の王」であることを暗示しています。[1]